スリランカフェスティバル2005

dropsmusic2005-10-17

こんにちは、MIKAです。
10月15日、16日の2日間、代々木公園にてスリランカフェスティバル2005が開催されました。昨年はどしゃぶりの雨の中、第1回目のフェスティバルが行われたのですが、今年も天気予報は両日とも雨。空模様がとても心配でしたが、ラッキーなことに2日間とも雨はほとんどナシ。土曜日は太陽も時々顔を出してくれたので、ホッとしました。

今年もたくさんのお店が並び、中でもカレー屋さんはなが〜い行列を作っていました。武内と私はかなり真剣に、かつ計画的に「今回はどれ食べようか?」とミーティングの上、行列に並びました。道行くスリランカ人には知っている顔がたくさんいて、「元気だった?」と気さくに声を掛けてくれました。また、スリランカ関係の日本人の方にも久しぶりにお会いできて、とても嬉しく思いました。このフェスティバルは、スリランカを日本にプロモートするイベントですが、いつもスリランカに関係している皆さんと年に1度はこうして会ってお互いの元気な顔を見られるという意味でも、素敵なイベントだと思います。

さてさて、ステージのほうですが。
今年もステージでは色んなドラマがありました。
土曜日は沢田知可子さんの演奏がありました。美しい日本語の歌に、お客さんもスタッフさんも聴き入っていました。大切に、丁寧に、心の底に語りかけるような歌から、「大切なことから目を逸らしてはいけない」ということを感じました。舞台袖で大先輩の歌を聴く事が出来て、とても幸せでした。
dropsの演奏はその後でした。私は歌手ではないのですが、なぜかこのフェスティバルでは歌うという運命にありまして・・・。1年に1度のこととはいえ、もっと練習が必要ですね。でも聴いてくださったお客様、本当にありがとうございました。演奏後、「歌聴いてたよ〜」と沢山の方が声をかけてくださって、有難かったです。武内の歌は「スリランカ人と同じだ!!!」とスリランカ人みんなが言ってくれるので、凄く嬉しいです。今回のステージを機に、またいい曲をいっぱい覚えることが出来たので、これからのイベントでも演奏していけると嬉しいです。
日曜日のステージでは、スリランカ人バンド「シヘンス」の皆さんとの共演でした。ついこの間組んだというバンドなのに、オリジナルTシャツで現れた時には、武内も私も絶句。気合入っていたんですね。彼らはとても気持ちが良い方たちで、終始フレンドリーに接してくれました。またどこかでご一緒できると嬉しいです。

今回私たちがステージに立てるようにコーディネイト・選曲してくださった大使館のニルマラさん、音源を提供してくださった作曲家のジャガットさん、歌唱指導・マスタリングしてくれたチャンナさん、発音指導・訳詞してくださったダンミカさん、シヘンスとのブッキングをしてくださったプレマさん・・・応援してくださった友人・知人に御礼申し上げます。
ありがとうございました!

それと、舞台裏もけっこうドラマがありましたよ!
最初はとても近寄りがたかった(すんごい美人なので声をかけづらい)チャンナ・ウプリ舞踊団の皆さんと、ちょっとずつ仲良くなっております(笑)武内は彼女たちの楽屋に連れて行かれて、「ここで歌って!」なんてリクエストも受けていました。写真はその美女軍団のお一人です。舞台メイクを彼女達から学ぶ為に、写真を撮らせていただきました。それと、ファイヤーダンサーのメンズの皆さんもチャーミングで面白くて、伝統のキャンディアンダンスを教えてもらったりしながら、ワイワイ盛り上がりました。
これも、今まで数々のスリランカ関係のイベントがあり、何度かチャンナ・ウプリとお会いしているうちに交流が生まれたのだと嬉しく思います。
日に何度もステージがあるので、とても大変だと思いますが、彼らは本当にプロの演技を見せてくれます。

ファイヤーダンスでは火を食べたり手でさわったりするシーンが沢山あります。息を呑むようなシーンです。無事に終わったあと舞台袖で、「アーユボーワン」とダンサー達が抱き合っているのを見て、胸がジーンと熱くなりました。「アーユボーワン」とはなんて素敵な言葉なのでしょう。「こんにちは」「さようなら」の意味もありますが、「命がたくさん続きますように」という意味でもあります。彼らは毎回のステージで命を張っているんですね。舞台裏で冗談ばっかり交わしている彼らでしたが、ファイヤーダンスの前後は言葉を交わすこともありませんでした。その緊張感がこちらにも伝わり、今回も彼らの素晴らしい伝統芸を見られたことに、感謝せずにいられませんでした。

アーユボーワン。