たいせつにしたいこと

dropsmusic2006-03-27

ひろこです。
私は先日、引っ越す先を見つけようと探索しながら、新宿区下落合という場所に行きました。
なぜならそこには湧水スポットがあるから!
都会でも、渇いた場所は苦手だなぁ、水が湧くような場所に住みたいな、と思ったのです。
駅から遠くないのに、傾斜地には緑が多く残されていました。
写真は、湧水のある「おとめ山公園」で空を見上げて撮ったもの。実際は、写真よりもずっと、緑がザワザワしてて気持ちよかった。都会にもこんな場所があるんだー。って深呼吸しました。
それから数日、ふと見た記事に、そのおとめ山公園から数百メートルと離れない"たぬきの森"が伐採の危機、という記事を見つけました。
何を?!と思って見てみたところ、こんなことでした。

…もともと私有地だった屋敷森が遺産相続で売りに出され、買い取った建設会社がマンションを建てることになった。道路は狭いし、土地の傾斜も激しくて、防火などの安全面からマンション建設は許可されない場所だけれど、3階建て30戸の低層マンションにすること等で区の認定がおりたので、木々の伐採と、マンションの建設が進もうとしている。…

野生のタヌキも、樹齢200年の楠の木も生きている場所なのに。
その場所を買い戻し、公園とするために、地元の方々が「下落合みどりトラスト基金」を立ち上げたんだそうです。また、新宿区も5億4千万円を出したんだそう。それでも買戻しには約3億ほど満たないということ。
区長に、建設の認定を取り下げてもらおう!という署名活動が行われています。
私も署名をメールで送りました。
すごく歯ガユイけれど、今、できること。

http://www.jsc-com.net/shimoochiai/top.htm
このアドレスは、基金のホームページです。
署名は、トップページの写真右下の「ご協力を」欄で「中山弘子新宿区長への署名」をクリックすると、いけます。
私が署名したときは、まだ伐採が始まっていなかったけれど、今日、伐採が始まったそうです。
どうしたら止まるんだろう。
もし私が3億円を持ってたら早い話かもしれないけれど、これは金額の話じゃない。
守らなければいけない大切なもの、と思うのは私だけではないと信じてます。

  • このことは、最初私の個人ブログに書いていたのですが、MIKAから「drops日記にも」と声をかけてもらったので、dropsの活動から少し離れますが、書かせていただきました。
    dropsは、渇いた心に潤いを持ってほしい、と願って音楽を奏でています。
    この星の潤いも、決して失われることがありませんように。