こんなに素敵なスタジオで

dropsmusic2006-04-10

こんにちは、久々の登場、MIKAです。

春の息吹を感じながら、ウッキウッキな気分で出かけたレコーディングスタジオ。
昨年末より極秘でヒタヒタと進めていたレコーディングが、遂に実現しました。
子供達20人と”歌のおねえさん”の武内洋子、そして犬が共演?!
このプロジェクトは事情があってあと1ヶ月間はナイショにしなくてはいけませんが、1ヵ月後にこのブログで発表したいと思います!

drops至上初、大人数のレコーディングだったため、大きなスタジオをお借りしました。
私にしてみれば、そこはディズニーランドのような憧れの世界です。
今や宅録(自宅録音)でCDを作るのが普通になりましたが、昔は何百〜何千万円というお金をかけて、このような大きなスタジオでオーケストラを録音していたんだなあと思うと、何だか感慨深いものがありました。

私が初めて購入したレコードはピンクレディで、確かまだ4歳か5歳だったと思うのですが、「UFO」のストリングスが激しく迫ってくるようなアレンジには衝撃を受けました。
バイオリンを弾く人の弓の速さまで想像してしまったからです。
子供心に、「バイオリンってカッコいいなあ」って思ったんですよね。

昔のレコーディングにお金がかかっているから良いということではありませんが、楽曲1つ1つに対する価値や思い入れが高かったのではないかと思います。簡単に作る事ができない、誰にでも作る事ができない時代だからこそ。

そんなことを考えているうちに、武内と子供達のレコーディングが始まりました。
いつもソワソワする子も、緊張感たっぷりのスタジオで一生懸命歌いました。
中には4歳の子もいました。
ずっと立っているだけでも辛かっただろうと思います。
でも、子供だからって手加減しちゃいけないですね。
こちらも子供達の可能性や底力を信じなくてはいけないと思いました。
子供達は、大人になってこの日をどう思い出すのかなあ。

写真は、歌う武内洋子です。

たいせつにしたいこと

dropsmusic2006-03-27

ひろこです。
私は先日、引っ越す先を見つけようと探索しながら、新宿区下落合という場所に行きました。
なぜならそこには湧水スポットがあるから!
都会でも、渇いた場所は苦手だなぁ、水が湧くような場所に住みたいな、と思ったのです。
駅から遠くないのに、傾斜地には緑が多く残されていました。
写真は、湧水のある「おとめ山公園」で空を見上げて撮ったもの。実際は、写真よりもずっと、緑がザワザワしてて気持ちよかった。都会にもこんな場所があるんだー。って深呼吸しました。
それから数日、ふと見た記事に、そのおとめ山公園から数百メートルと離れない"たぬきの森"が伐採の危機、という記事を見つけました。
何を?!と思って見てみたところ、こんなことでした。

…もともと私有地だった屋敷森が遺産相続で売りに出され、買い取った建設会社がマンションを建てることになった。道路は狭いし、土地の傾斜も激しくて、防火などの安全面からマンション建設は許可されない場所だけれど、3階建て30戸の低層マンションにすること等で区の認定がおりたので、木々の伐採と、マンションの建設が進もうとしている。…

野生のタヌキも、樹齢200年の楠の木も生きている場所なのに。
その場所を買い戻し、公園とするために、地元の方々が「下落合みどりトラスト基金」を立ち上げたんだそうです。また、新宿区も5億4千万円を出したんだそう。それでも買戻しには約3億ほど満たないということ。
区長に、建設の認定を取り下げてもらおう!という署名活動が行われています。
私も署名をメールで送りました。
すごく歯ガユイけれど、今、できること。

http://www.jsc-com.net/shimoochiai/top.htm
このアドレスは、基金のホームページです。
署名は、トップページの写真右下の「ご協力を」欄で「中山弘子新宿区長への署名」をクリックすると、いけます。
私が署名したときは、まだ伐採が始まっていなかったけれど、今日、伐採が始まったそうです。
どうしたら止まるんだろう。
もし私が3億円を持ってたら早い話かもしれないけれど、これは金額の話じゃない。
守らなければいけない大切なもの、と思うのは私だけではないと信じてます。

  • このことは、最初私の個人ブログに書いていたのですが、MIKAから「drops日記にも」と声をかけてもらったので、dropsの活動から少し離れますが、書かせていただきました。
    dropsは、渇いた心に潤いを持ってほしい、と願って音楽を奏でています。
    この星の潤いも、決して失われることがありませんように。

HENA-CHOCO

dropsmusic2006-02-17

ひろこです。
ハッピーバレンタイン♪
今年のバレンタイン、dropsは、毎週水曜日に集っては歌い、いろんな楽しい時間をご一緒している「原宿表参道欅合唱団音傳」の皆さんに、手作りチョコをプレゼントしました。
その名も"HENA-CHOCO" つまり、変なチョコです。
土台のチョコレートをMIKAが、"変"の文字を私が担当しました。
この写真で見えるかな?
ちなみに、一緒に添えたカードには、こんなことが書いてあります。
「変なチョコ HENA-CHOCO
 *このチョコを食べると、まれに以下の症状が表れることがあります。
  1.自分だけは変じゃないと思い込む
  2.恋 と 変 を読み間違える
     製造者 drops製菓」
ウフフ。

A snowy live

MIKAです。

北風ぴゅうぴゅう。
まだまだ寒い日が続いていますが、皆さん風邪やインフルエンザは大丈夫ですか?
東京も雪が降りましたね。
どさん子の私は、雪がめずらしいわけではないけれど、やはりわくわくしてしまいます。
雪が降る前の晩から、「明日は雪かな?!」っていう予感がするんですよ。ちょっとだけ雪の匂いもするんですよ!
しかし予想をはるかにこえて、たくさんの雪がふりました。

そんな雪の日、drops恒例渋谷ライブを開催しました。
“Many drops make a flood Vol.9”

今回のライブを開催するにあたって、武内とよく話していたキーワードは、「リセット」。
原点にかえり、dropsが表現したいことや、「歌とピアノのユニット」という編成を見つめ直そうという気持ちから。
音楽はあくまでもシンプルな生音を。
でも、今回は初の試みで、ビジュアル的に魅せるステージを考えました。
広瀬達郎氏の写真、ゆきぞうさんのデザイン、maoiさんのイラスト、クロケンさんのアニメーション。素晴らしいアーティストのご協力により、今までとは一味違ったステージを見ていただくことができました。
スクリーンに映し出された作品のエネルギーをいっぱい浴び、作品と一体となるような不思議な感覚を味わいました。「セッション」とは、必ずしも音楽家同士だけが行うことではないんだと思いました。

そして、お客さんからいただくエネルギーもホントに大切です。
雪の日にも関わらず、来てくださってありがとう。
原点にかえって思うのは、私達dropsはいつもみんなに支えられてるんだってこと。
出会いから生まれたdropsの音楽、そして音楽から生まれた出会い。
どちらも私達にとってかけがえのないものです。
この気持ち、絶対に忘れたくないな!

タブラ奏者のアジャンタフェルナンドさんにお越しいただき、寒い雪の日があたたまるスリランカ音楽も演奏しました。アジャンタさんとも、これからもっともっと演奏させていただきたいです。

ライブの模様は、ぜひ、team astaのブログを読んでね
http://teamasta.jugem.jp/

ご報告③ そして新年!

皆さま、あけましておめでとうございます。
2005年は、本当にありがとうございました。
2006年になりました。新年って、いつも何かが清らかで、また1からがんばるぞ!っていう気持ちになりますね。
dropsは、皆さんから絶えずいただいている、たくさんの応援やご協力や目に見えない暖かいもの、1つ1つをたいせつに、その想いをdropsならではの音楽に変えて、また皆さんにお届けしたいと思っています。今年もがんばります。よろしくお願いします!

そしてそして、ご報告がまだでした、PEACE QUESTのお話をしたいと思います!
12月26日19時から、原宿QUEST HALLで、「PEACE QUEST 2005 AutumWinter」に参加させていただきました。主催は、SPUTONIK INTERNATIONAL JAPAN
ホワイエでは、スリランカの雑貨や紅茶、スリランカ料理が販売され、ステージでは、"drops with アジャンタ"ライブ、オークション、そして沢田知可子さんのライブが行われました!

今回dropsは、初めての共演となる、タブラ奏者のアジャンタ・フェルナンドさんと3人で、シンハラ語歌謡と、MIKAのオリジナル、合わせて4曲を演奏させていただきました。アジャンタさんは、ステージ上ではクールなタブラプレイヤー、一言も話されませんでした。が、ひとたびステージを降りるや、見たことがないくらい熱い人です。そして面白い。すごい人です。またご一緒させていただく際には、ぜひぜひ、皆さんにも彼のお話を聞いてほしいな。と思ってます。
沢田知可子さんのライブは、すごかったです…。リハーサルから見学させていただきましたが、知可子さんの歌に、音を聴き分ける耳に、私は「すごいです。」としか言えませんでした。
沢田知可子さんのライブの最後には、原宿表参道欅合唱団音傳の皆さんと一緒に、知可子さんの歌に合わせてコーラスをしました。

2005年dropsは、SPUTONIKの皆さんをはじめ、このイベントに関わっている全員の方に、ほんっとうにお世話になったのです。全員の方の名前は書ききれませんが、いろんな出会いや、チャレンジや、体験や、言い尽くせない沢山のものをいただきました。今回のPEACE QUESTで、そんな皆さんとご一緒できたことが本当に嬉しいです。そして、いらしてくださった皆さん、お会いできなかったけれど応援してくださった皆さん、どうもありがとうございました!私たちの燃えるようなこの熱い想いが、スリランカまで届きますように!!

ヒロコ

ご報告② 12/25教会コンサート&出版記念パーティ

12月24日は東久留米でたっぷりとクリスマス気分を味わいました。
しかしdropsのクリスマスはまだまだ続きます。
12/25も私達にとって盛りだくさんな1日となりました。

今年は本当にお世話になった原宿表参道欅合唱団「音傳」の皆さん、そしてその合唱団を指導されている瀬戸先生率いる5つの合唱グループとともに、教会のクリスマスコンサートに出演しました。
宿少年少女合唱団の子供達が着用している衣装(白いスモック、ベレー帽、ハイソックス)を見て、私は子供時代に確実に影響を受けた「ザ・ドリフターズ」の合唱団コントを思い出しました。早口言葉「なまむぎなまごめなまたまご、イエーイ」とか、「からすなぜなくの、からすのかってでしょ」とか。合唱団なのに途中から加ト茶の「ちょっとだけよ」になったりとか。私も合唱団コントに出たい!あの衣装を着たい!と小さい頃は思っていたのですが、8時だよ、全員集合!も終わってしまい、その夢は叶わずでした。
「子供達の衣装、なんだかドリフを思い出しますねー。」と私が言うと、
合唱団のメンバーから、「ドリフはこの原宿少年少女合唱団からヒントを得てあの衣装を作ったんですよ。」という答えが返ってきてびっくりしました。なんとドリフよりもこの合唱団のほうが先だったんですって!!
改めて合唱団の歴史、指導されている瀬戸先生の長年に渡る努力の大きさを感じます。
少年少女合唱団結成当時のメンバーは、今は素敵な大人になって、音傳にいます。
そして、今こんなに小さな少年少女の子供達もいずれは立派な大人になって音傳にやって来るのでしょうか。とても素晴らしいことですね。
音傳よりもっと「おねえさま」の合唱団もあり、「どんぐりころころ」などの童謡を歌っていらっしゃるのも素敵でした。
どの年代にも、その時にしか歌えない歌があるんだと感じました。
最後は全員でハレルヤの大合唱!楽しかった〜。

****

さて、私達dropsは次の用事があり、サリーに着替えて移動。
場面は変わって、ジャーナリストのスベンドリニ・カクチさんの出版記念パーティです。
ドリニさんとは、チャリティイベントやスリランカフェスティバルでお会いしました。スリランカでも支援の行き届いていない地域へ自ら支援を届けていらっしゃいます。
今回は岩波ジュニア新書から「あなたにもできる災害ボランティア」という本を出版されました。
dropsはパーティでスリランカ謡曲を歌わせていただきました。
会場にはスリランカに行ったことのある方がたくさんいらっしゃいましたし、お料理も美味しいスリランカカレーでした。
津波から1年経つ前になんとか出版したかったというドリニさんの本。
ボランティアさん達の様々なボランティアのあり方と、実際にボランティアにたずさわった経験からのアドバイスがまとめてあります。
「ボランティアはこうでなければならない」という方法はなく、誰もが現地で問題に直面しながらやり方を探っていくのだと感じました。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/

MIKA

ご報告① 12/24 東久留米ロビーコンサート&バザー

このクリスマス、dropsはものすごーくスリランカでした。
片っ端から書きたいのだけど、ひとまずグっと気持ちを抑えて、今日はイブのご報告をします。
12月24日、dropsは東久留米ロビーコンサートに出演しました。

東久留米市役所は、道路に面したガラス張りのロビーにステージがあります。そしてそこには、なんと全身真っ赤に色づいたグランドピアノがいるのです。ステージでは、月に1回、地元東久留米のアーティストが出演し、地元の皆さんが憩う、ロビーコンサートが行われていました。いつもはクラシックが演奏されることの多いそのステージにdropsが出演できたのは、一重にお力添えをくださった方々のおかげなのです。

始まりは今年の3月、SPUTONIKのWindow of peace&チャリティーミニライブに出させていただいたときにお会いした木村さんから、「東久留米にぜひ」とお話をいただいたこと。それからは、木村さんと、東久留米市のご担当落合さんと話し合いを重ね、日付をクリスマスイブにすること、そして津波から約1年のスリランカへ向けて、ロビー前の入り口広場で復興支援バザーを同時開催しよう!ということを1つ1つ、決めていきました。
そしてその後は、全体の企画を立ち上げたMIKAを中心に、コニー先輩率いるSPUTONIKの皆さん、IDALAの西野さん、スリランカレストラン ディヤダハラのダンミカさん、皆さんの大きな力によって、復興支援バザーが形になっていったのです。

当日はとても天気がよくてさわやかな光が射していましたが、とても風が強くて、テーブルに並べたいろんなものが飛んで行きました。たまらず物品販売はロビー内に避難しましたが、火を使い香りも強いカレーは室内に入れず、外での販売と相成りました。スリランカ料理、紅茶、スパイス、オイル、書籍、ぞうさんペーパー、イダラ(庭箒)、そのほかにもいろんなスリランカならではのグッズが並べられ、またパネルには、カメラマン青木さんが現地で撮影なさったスリランカの今が見えるパネルの数々を展示しました。テーブルには、落合さんがご用意くださったアロマキャンドル(火は点けられなかったけど)を飾りました。あっという間にロビーはスリランカクリスマスホールに大変身したのです!

14時、先日お邪魔したFM西東京のパーソナリティ、宍倉さんの素敵なご紹介を受けて、dropsは「国境を越える音楽」のステージをさせていただきました。スリランカ音楽、クリスマスソング、そして初めてチャレンジした「りんご追分」。緊張して挑んだステージでしたが、皆さんのとってもやわらかな笑顔が、会場をポカポカ、暖めてくださった気がします。最後は心から、皆さんに"Merry Christmas"と歌わせていただきました。光の射す会場で、客席の皆さんの顔をしっかり見てのステージ、とっても楽しかったです。

東久留米の皆さん、どうもありがとうございました!また、お会いできますように☆

そして、とっても素敵な復興支援バザーを実現してくれた皆さん!いつも皆さんに惚れ惚れします。どうもありがとうございました!!

ヒロコ